■共同代表・市川武史さんからのメッセージ

共同代表の市川武史さん(左)とライラさん。

2019年7月6日(土)、7日(日)に名古屋レインボープライドを開催し、プライドパレードを7日に行いました。

「名古屋レインボープライド」としては初めての開催ですが、前身である「虹色どまんなかパレード」は、2012年から毎年秋に池田公園(名古屋市中区・栄4)で開催されてきました。2016年、2017年はメイン会場をナディア パーク(名古屋市中区・栄3)に移し、オープンに開催されました。

そして、1年間の休みを経て、今年はオアシス21(名古屋市東区東桜)の銀河の広場でイベントを開催。今までは名古屋レインボープライド(元「虹色どまんなかパレード」)単独主催でしたが、今年は「その一歩で世界を変える! 名古屋からSDGsで世界をつなぐ!」というイベントのもと、名古屋レインボープライドと他2団体の共同でイベントを開催いたしました。

今年の名古屋レインボープライドでは約670人がパレードに参加し、イベント全体では土日の両日で約90,000名(各45,000名)の方が参加しました。

今年のパレードは、LGBTQ当事者やLGBTQの取り組みに関心を持っているアライの方に加えて、外国人の方、障がい者の方、お子様連れの方など、様々なバックグラウンドを持った方が参加されていたことがとても印象的で、セクシュアリティに限らず誰もが誰かのアライになれるということを感じました。

今年の名古屋レインボープライドは性的指向・性自認だけではなく、障がいの有無、身体的特徴・国籍・信条・年齢など多様な側面を考えるきっかけにしたいと考えていましたので、とても嬉しく思います。

そして、以前に比べると、沿道の方の視線が優しくなっていたことが印象に残っています。

東京レインボープライドに比べ、まだまだ「ハッピープライド!」と声をかけてくれる人の数は少ないものの、優しい視線を向けてくださる方、手を振ってくださる方がとても増えていたことも嬉しかったです。

ただ、一番大切なことは、イベントを打ち上げ花火のように終わらせないこと。 「名古屋レインボープライド」が「点」で終わるのではなく、誰もが等しく人格・個性を尊重され、安心して暮らせる温かい社会をつくっていく「道」になるよう、名古屋レインボープライドとしての活動の幅を広げ、歩みを進めていきたいと思います。
名古屋レインボープライド 共同代表 市川武史

 

■『名古屋レインボープライド2019』
日時:2019年7月6日(土)&7日(日)
場所:オアシス21 銀河の広場
参加者:パレード 約670人
イベント全体 約90,000人(各日 約45,000人)
公式サイト:https://www.nagoyarainbowpride.com

[関連動画]
●YouTuber かずえちゃん
 名古屋にもいるよLGBTQ「3年前まで男の先生を演じていました。」
 https://www.youtube.com/watch?v=_TAgLW1tWrc

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