『東京レインボープライド2019』の開催を祝し、カンボジアから心温まるメッセージが届きました。
パレードは実施されませんが、カンボジアでは2015年から毎年、首都プノンペンでプライドイベントが行われています。2018年5月には『カンボジア・プライドウィーク2018』として、プノンペンで6日間、アンコール遺跡のあるシェムリアップでも新たに3日間、プライドイベントが開催されました。2019年も、シェムリアップで5月10日~12日、プノンペンで15日~20日に開催が予定されています。
これらは「I AM WHAT I AM(ありのままの私)」という、NGOや企業、当事者団体が共同で企画しているキャンペーンの一環で、その主宰者が、今回メッセージを送ってくれたニックス(Nix)さんというわけです。
それでは、ニックスさんからのメッセージです。
[Message]
Dear LGBTQI+ Friends of Tokyo and your allies.
I AM WHAT I AM Cambodia wishes you the best PRIDE ever here in Tokyo.
In Japan and many other countries in Asia, big changes are about to happen. Gay marriage, gay partnerships, recognition of the LGBTQI+ community is rather new in Asia but many countries are making changes in a good direction. There are also many challenges that we have to address; the rise of STD’s, discrimination.
But PRIDE is mostly to show every one that the LGBTQI+ community is here and will stay and that that is not going to change. We are proud of what we are.
Asia is getting stronger and stronger in the world. The future lies here. Lets make it count and lets get things done in Asia for the LGBTQI+ community.
I AM WHAT I AM Cambodia wishes you a GREAT PRIDE and we hope to see you this year May in Cambodia to celebrate Pride with us, or maybe we will be in Japan next year!!
Love,
Nix
[和訳]
親愛なる東京のLGBTQI+の友人たち、そしてアライの方々へ
「AM WHAT I AM カンボジア」は、東京での「プライド」がこれまで以上に盛り上がることを願っています。
日本をはじめ、アジアの多くの国々で、大きな変化が起きようとしています。同性婚や同性パートナーシップ制度、LGBTQI+コミュニティの認知は、アジアではまだまだ新しいものですが、多くの国で良い方向に変化しています。STD(性感染症)の広がりや差別といった、取り組まなければならないたくさんの課題も残っています。しかし「プライド(イベント)」は、LGBTQI+のコミュニティの存在をみなさんに訴え、私たちがいつまでもここにいるということを表明する場です。私たちは、自分が何ものであっても、自分のことを誇りに思っています。
アジアはますます強くなってきています。まさに世界の将来はアジアにあります。この機会を逃すことなく、LGBTQI+のさらなる展開を実現していきましょう。
「I AM WHAT I AM カンボジア」は、東京での「プライド」が楽しいものになるよう願っています。そして今年の5月にはぜひ、カンボジアで開かれる「プライド」を一緒にお祝いしましょう。もしかしたら来年は、私たちが東京で一緒に「プライド」をお祝いしているかもしれませんね!
Love、
ニックス
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