■『TRP2019』参加に向けて

リクルーティング 社内キャリアプログラム リクルーター 小川絢也さん

小川:これが『TRP2019』に参加した弊社の集合写真です。先ほど岡林も説明しましたが、「Equalityグループ」の中でLGBTQに関わるのは「Outforce」で、いわゆるLGBTQ当事者とアライで構成された従業員グループです。構成メンバーは、今日の時点で386名で、その内訳は、LGBTQ当事者であることをオープンにしている人が6名、アライが380名となっています。パレードには、社員と社員の友人、家族など、そして弊社の役員も数名加わり、約200名が参加させていただきました。

これは後日になるのですが、上の写真にもありますように、同性婚訴訟に関わる弁護士の方をお呼びしてトークセッションを実施しました。TRPへの参加で社内のアウェアネスが高まったこともあり、LGBTQの認知や理解を進めるためのイベントへの参加者の増加も継続的に望めるようになりました。

TRPへの参加は、2019年が2回目でした。1年目の2018年は、どんな感じかちょっと見に行ってみようという軽い気持ちで、有志38人でパレードに参加しました。ちなみに私は、今月でセールスフォースに入ってちょうど2年になるのですが、社内のSNSで、LGBTQ当事者であることを初めて公表した者でして、それもあって、「Outforce」のリーダーもさせていただいています。

2018年のTRPへの参加はなかなかの好評で、また他にも当事者である岡林が入社したこともあり、それなら2019年は、どのような形で参加しようか、と説明会を聞きにいってみたところ、パレードには1梯団200名まで参加できるということだったので、じゃあ200名を目指しましょう、ということになりました。パレード当日の3カ月前から毎月、社内向けの説明会を開き、「Outforce」の活動内容やTRPに参加する意味、具体的な当日のブースやパレードの説明などを行いました。

パレード参加に際しては、私たちが今、着ているこのTシャツ、グローバルで作ったものなのですが、これを配布し、着て歩いてもらいました。また、パレードのフロートに使うタープにみんなでメッセージを書いてもらうなど、みんなの意識を一つに集めるような形で、社内の士気を高めていきました。ほかにも上記資料の右下にあるようなアイテムを社内で配布したり、TRPへ参加することやブースの内容などを、社内のメールやSNSを使って告知していきました。「Outforce」の活動を行っていくにあたって、従業員だけで進めても社員の理解を得るのはなかなか難しかったりもするのですが、役員をサポーターという形でつけることによって、社内でのアウェアネスを高めていくことができ、よりスムーズに展開していくことができました。

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