6月29日(土)&30日(日)に、『サンフランシスコ・プライド2019』が開催されました。正式名称は『San Francisco Pride Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender Parade & Celebration』と言います。29日と30日の2日間「Celebration and Rally」と題して、ブースやステージを楽しむフェスティバルイベントがシビック・センター・プラザで行われました。

そして、ハイライトとなるパレードは30日。サンフランシスコの目抜き通り「マーケット・ストリート」を一直線に、地下鉄エンバーカデロ駅近くのビール・ストリートからシビック・センター近くの8thストリートまでの約2kmのコースを行進しました。今年のテーマは「Generations of Resistance」。ストーンウォール50年を意識したテーマとなっています。

それでは、今年の『サンフランシスコ・プライド』を実際に見学してきたTRPボランティアスタッフのゆきまるさんに、30日のパレードを中心にレポートしてもらいましょう。

 

皆さん、こんにちは。東京レインボープライド・ボランティアスタッフのゆきまるです。今回は2019年6月に行われた『サンフランシスコ・プライド』のレポートです。

僕は今までアジアや北米のパレードに何度か出かけています。北米ではトロント、ポートランド、そしてここサンフランシスコは2回目になります。爽やかな気候に、有名なゲイタウンもあり、LGBTQも住みやすい多民族な大都市。世界各国からこの街に移住する人も多いようです。そんなサンフランシスコのパレードは毎年6月下旬の日曜日に開催されます。当日は、目抜き通りのマーケット・ストリートが朝から通行止めとなり、車道と歩道の間にはフェンスが設置され、車道を歩くパレードと、歩道で見る観客が完全に分離されます。

車道と歩道の間にフェンスが設置され、観る人と歩く人がはっきりと分けられる。

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