さて、日曜日。いよいよパレード本番ですが……。今回、私は見物客ではなく、パレードを歩く参加者なんです! 北米のプライドパレードは目抜き通りを通行止めにし、車道と歩道の間にはフェンスを設置し、車道を歩くパレード梯団と歩道で見学する観客が完全に分離されている、というパターンが多いと思います。そして歩くのはスポンサーチームや地元の活動団体や自治体などです。そうです。東京や台北のように、当日申し込めば歩けるというわけではないのです。もしパレードを歩きたければ、参加する団体を見つけ事前にアプローチする必要があると思います。今回、私は、現地の友人の紹介で「VAN-PAH」チームに加えてもらえることになりました。

パレードは12時スタート。11時半までには来てね、と言われていた集合場所へ。

ここですね! 「VAN-PAH」とは「Vancouver Pups and Handlers」の略で「バンクーバーの子犬たちと飼い主たち」の意。

いわゆるBDSMのひとつのペットプレーがベースだと思いますが、最近のマスクがクールでカッコいいので、首輪やハーネスに尻尾をつけてちょっとヌーディに仮装を楽しむことが流行っているんです。アジアでは台湾、中国、マレーシアなどに愛好家がいるらしく、2018年の『台湾同志遊行』(台北)で50人ほどの若いPupsが歩いていました。

昨年の台北パレードで見かけたPupsたち。

 

僕もマスクを借りて参加。顔を隠しているので下着はちょっと大胆なヤツでもいいかな(笑)。

「Puppy Pride」のフラッグ。レザーフラッグのベースの青黒白ストライプに骨マークというなんとも微笑ましいデザイン。

消防車もパレードに参加!?

救急車もありました!

コンドームを配布していた「durex」。

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