●前夜祭「ガラパーティー」
8月31日、久茂地にあるバーにて前夜祭を開催。店の作りも独特で、吹き抜けの店内では、下のフロアにあるステージでのショーを、上からも観ることができ、お客さんたちは思い思いに、演者さんたちのパフォーマンスを満喫していた。
また、ボーイズコンテストやじゃんけん大会等も企画されており、大盛り上がり。じゃんけん大会では僕の知り合いが、ホテルの優待ペアチケットをもらっていた。個人的にボーイズコンテストについて詳しく見たかったですが、翌日も朝早いので断念した。
●7回目を迎えたピンクドット沖縄2019
いつもの会場とは違ったため、少し迷われた方もいたのではないだろうか。琉球新報社エントランス広場は建物の下ということもあり、9月に入ったといえどまだまだ直射日光が厳しい時期のため、屋根のある場所だったのはとても良かった。 しかし前の会場は国際通り中ほどに位置している場所だったため、近くを通りかかった観光客がたまたま会場に入ってくることもあったが、今回の場所ではそういう姿は見受けられなかった。
ただ、会場付近では大規模にピンクドットのフライヤーを配布していたこともあり、近くのデパートに買い物に来ていたご年配の女性の方はフライヤーを持って僕に話しかけてきた。「これは何の集会ですか?」 僕がピンクドットの内容を説明しながら「LGBT」という単語を口にした途端「あー、わかりました!」と言って会場の中へ。
那覇市は2015年7月19日に『性の多様性を尊重する都市・なは宣言(通称:レインボーなは宣言)』を宣言しており市民の認知度は高い。この話題は地元紙の1面に取り上げられていたこともあり、ご年配の方へも間違いなく可視化は進んできている。
同性パートナーシップの制度も日本で5番目に開始しており、30組以上のカップルが制度を利用されている。僕が沖縄にまだ住んでいた14年前はLGBTという言葉を耳にすることがないような環境であったため、ここ10年の環境の変化はとても目まぐるしいものがある。このムーブメントがあと10年早ければ、もしかしたら僕は沖縄から出ずに住み続けていたかもしれない。