カナダの西海岸に位置する港湾都市バンクーバー。さまざまなバックボーンを持つ多種多様な人たちが暮らすダイバーシティ・タウンです。中国系をはじめとするアジア系住民もたくさん住んでいることでも知られています。そんなバンクーバーのプライドパレードは、毎年8月第1日曜に実施されます。そして、その前後1週間を「プライドウィーク」として、さまざまなイベントが開催されます。ちなみに、ここバンクーバーのパレードは、昨年2018年に40回を迎えました。現在の運営は、「Vancouver Pride Society」という非営利団体が担っています。

というわけで、今年のプライドウィークは、7月29日(月)から8月5日(月)までとなり、メインとなるプライドパレードは4日(日)に行われ、そのゴール地点となるサンセットビーチ・パークでは同じ日に『サンセットビーチ・フェスティバル』が開催されました。パレードには、ジャスティン・トルドー首相、バンクーバー市のケネディ・スチュワート市長も参加したそうです。今年のテーマは「50 Years and Still Fighting(50周年、そして今なお、戦いは続く)」。ご存じのとおり、今年は1969年の「ストーンウォールの反乱」からちょうど50年にあたります。この50年でセクシュアルマイノリティ/クィア/LGBTを取り巻く状況は大きく変わったとはいえ、まだまだこの戦いは続いていく……。とても力強い決意の込められたテーマだと思います。

●『バンクーバー・プライド2019』公式ガイド
https://www.queeryme.com/display/viewpdf_digitalPublicationIssue.php?id=739
●参考サイト
https://lifevancouver.jp/2019/07/event/158011.html

 

ではここから、この『バンクーバー・プライド2019』に参加してきたTRPボランティアスタッフのゆきまるさんに、約60万人が参加して大いに盛り上がったバンクーバー・プライドのもようをリポートしてもらいます。

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