で、夕方からは「デイビーストリート」に移動。ここは有名なゲイストリート。一般のお店に混じりナイトクラブやゲイバーがたくさんあります。このストリートの一部が歩行者天国になっていて、ここでもいくつかのスポンサーがブースを出展していました。

8月2日から4日までの3日間、「デイビーストリート」が歩行者天国になって「デイビービレッジ・プロムナード」が開催されました。

ベンチに座ってステージパフォーマンスを楽しみながら、買ってきたピザとスポンサーの「bubbly」が無料配布していた炭酸飲料をいただきました。

 

隣に座っていた男性カップルはオーストリアからここバンクーバーに住む友人の結婚式に来たそう。彼らが着ていたTシャツには「U=U」の文字が。

「U=U」は「Undetectable(検出されない状態)=Untransmittable(感染しない)」という意味で、少し調べてみたところ、HIV感染に気づき、治療を始めると、それによって血液中のHIVが見つからないレベル(検出限界以下)になり、その状態が継続的に維持されているHIV陽性者からは、性行為によって他の人にHIVが感染することはない、というHIV陽性者への差別を減らすために、日本も含め世界的に展開されているキャンペーンなのだそうです。

知らなかった! 実は、隣の彼らもHIV陽性だそうで、今は服薬でウィルスを抑え込むことができていて、他の人へ感染はしないのだそう。彼らはその事実をもっと知ってほしくて、このTシャツを着てきたとのことでした。

ところで、バンクーバー滞在中に20人くらいの日本人の方とお話ししたのですが、旅行中とおっしゃっていたのはダイクマーチを見に来ていた子連れの男女のご夫婦1組と、あとはクラブで話した20代の男子の1人だけでした。他の皆さんはこちらにお住まいとおっしゃっていました。クラブで話した彼は男子2人と一緒でしたが、その2人はワーキングホリデーでこちらに住んでいるとのこと。20代〜30代で在住の方は、英語を勉強しに来ている、またはワーキングホリデーで働いている方たちで、その後も日本に帰らず働いている方や、 カナダ人の旦那さんと結婚したという方もいらっしゃいました。彼らが言うには、バンクーバーは気候が良くて暮らしやすい、日本よりも自由度が高い、賃金も日本より良いと言っていました。生活コストは高いようですが、その分チップや副収入もあり、当面の生活には十分なのだそうです。

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