みなさん、こんにちは。この原稿がみなさんの目にふれるころには、アムステルダムでのプライドのクライマックス、運河パレードが行われているころかと思います。今回は初めて、日本から船(フロート)も参加します。ご存知かもしれませんが、「プライドハウス東京」の運営する船です。それに伴い、日本からLGBTコミュニティーに深く関わる方たちもオランダにいらっしゃいます。今からとても楽しみです。パレードの様子は別途、報告させていただきます。
ここ数か月、私の生活はバタバタしていました。大学院の修士論文を仕上げたり、第二子を出産したり。そう、5月に2人目の子供が私たちのところに来てくれました! 産まれた瞬間に元気な声で泣いてくれた時は、ほっとしました。私の母が予定日少し前からオランダ入りしてくれて、上の娘の学校の送り迎え、ごはん作り、片付け、掃除などなど、本当にいろいろと手伝ってくれました。それもあって、前回の母へのプチ・インタビュー(第9回:母へのカミングアウト)も実現しました。
今回は、オランダならではの合理的なシステムを2つご紹介したいと思います。夫婦別姓と、出産に伴うパートナーの産休についてです。